“失ったもの”だけではなく、“今ある力”を支えるために。

宇治徳洲会リハビリテーション病院
院長 平田 知大
2026年8月、京都・宇治の地に宇治徳洲会リハビリテーション病院を開設いたします。宇治徳洲会リハビリテーション病院は、宇治徳洲会病院の目の前という立地を活かし、リハビリテーション医療を提供する病院です。
それは単なる立地ではありません。
患者さんにおいては、急性期の治療から、その後のリハビリテーションを通じて回復していく治療へと移っていきます。
命を救う医療から、「その人らしい人生」を取り戻す医療へと移っていきます。

私たちは、患者さんの想いを切れ目なく繋ぐために、この病院を創ります。
脳卒中、外傷、大きな病気やけが。
急性期の治療を乗り越えた後、多くの患者さんは、「できなくなったこと」と向き合う時間を迎えます。
歩けなくなった。
話しづらくなった。
以前の生活に戻れないかもしれない。
それぞれの人に、それぞれの人の苦しみが生じることがあります。
その喪失感は、患者さんだけでなく、ご家族の心にも大きく残ります。
だからこそ私たちは、「ただ訓練を行う病院」ではなく、患者さんとご家族の人生そのものを支える病院でありたいと考えています。
そのために、宇治徳洲会病院との密接な連携により、病状変化時にも迅速に対応できる医療体制を整えながら、「安心」してリハビリテーションが出来る環境を目指します。
しかし、本当に必要な「安心」とは、それだけではありません。
不安な時に、支えてくれる人がいること。
一緒に目標を考えてくれる人がいること。
「まだできることがある」と、共に前を向いてくれる人がいること。
私たちは、その安心を届けたいのです。

院内環境につきましても、京都・宇治という土地の穏やかさや安らぎを感じていただけるよう配慮し、ロビーには、ある寺院の縁側と庭園をイメージした空間を設けました。
静けさの中で、心を整え、自分と向き合える空間です。
そこには、「吾唯足知(われ ただ たるを しる)」という言葉に通じる想いがあります。リハビリテーションとは、「失ったもの」を数えることだけではありません。
“今ある力”を見つめ、活かし、その人らしい人生を再び築いていくこと。
私たちは、その歩みに寄り添い続けます。
京都・宇治の地から、患者さんとご家族の未来を支える病院へ。
急性期の治療を終えた後も、入院し安心して集中したリハビリテーションを継続したい方々にとって、宇治徳洲会リハビリテーション病院が新たな支えとなれるよう努めてまいります。
平田 知大(HIRATA TOMOHIRO)
日本リハビリテーション医学会 専門医・指導医・臨床認定医
日本整形外科学会 専門医・運動器リハビリテーション医
ICD(インフェクションコントロールドクター)
JSPO 日本スポーツ協会 スポーツドクター